

「GRANDIT」が誕生してから今年で6年目、事業構想や開発期間を含めれば8年あまりが経過したことになります。 この間、実に多くの方々と巡り合うことができました。とくに「複数の企業が叡智を出し合って製品とサービスを成長させてゆこう」との理念を掲げ、コンソーシアム方式を採用したことで、通常のビジネスの何倍も大きな人の輪が出来たと実感しています。
振り返りますと、ERPという言葉がこの世に存在しなかった時代から、企業の基幹システムはお客様自らが工夫を重ねて構築してきたものです。70年代にコンピュータが登場し、多くの企業が基幹システム導入を成功に導く中で、IT企業は裏方として支えてきた時代であったと思います。
「業務と改善はお客様」「それをシステム化するのがIT企業」。
今日よりもはるかにブラックボックスの割合が高かった時代、お互いの持分が明確化できた「古き良き時代」であったと言えます。それから現在に至るまでお客様を取り巻く環境は劇的に変化し、厳しい経営環境を余儀なくされております。一方で、技術革新に伴いITの適用範囲は言うに及ばず活用形態も多様化し、お客様からのニーズも多様化しているのが現状であると考えています。
「GRANDIT」は理想的なERPを創るべく「次世代Web-ERP」としてリリース、常に一歩先を行く製品としてこれまで歩んでまいりました。私は、これからもお客様とIT企業の関係をさらに発展させる装置として「GRANDIT」を位置付けたいと考えています。企業活動をデータとして蓄積し、それを情報として活用するための統合基盤がGRANDITです。コンプライアンスや法制度対応など汎用的かつ普遍的な機能はパッケージとして基盤を提供し、その上にお客様が持っている知恵やノウハウといった価値観を付加していただく。そして一企業を超えて改良が加えられながら、再利用されてゆく・・・これからの理想的な企業システム像の一例です。
「GRANDIT」を単なるパッケージ製品としてではなく、お客様とIT企業それぞれの叡智を反映し続けてゆくような新しい企業基盤として成長させてゆきたいと考えています。
この理念の下、引き続きお客様のため、インフォベック、GRANDITコンソーシアム、そして「GRANDIT」の成長に尽力してまいる所存でございます。今後ともより一層のご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
2010年4月
インフォベック 代表取締役社長 山口 俊昌
