

GRANDITの開発の発端は「自分達が欲しいと思うERPがない」と感じたことでした。私たちは、今まで主に海外ベンダーのパッケージ製品の代理店としてソリューションサービスを提供してきました。しかし、海外製品は日本の商習慣に合わず、価格も下手をすると数10億円とべらぼうな金額になってしまいます。一方、国産製品は比較的規模の小さな企業を対象としたものがほとんどで、中堅企業向けに適したERPだけが存在していなかった時代でした。
そこで、同じ悩みを抱えているユーザー系SI企業を中核にコンソーシアムを作り、事業会社としてインフォベックを設立しました。そして、インフォベックがユーザー視点の「本当に使いやすい」ERPの開発にあたり、コンソーシアムのメンバー企業が販売を請け負うという、これまでにないスキームを作り出しました。
現在コンソーシアムにはインフォコム、NECネクサソリューションズ、オージス総研、システムインテグレータ、双日システムズ、DACS、東洋紡システムクリエート、パナソニック電工インフォメーションシステムズ、日商エレクトロニクス、日鉄日立システムエンジニアリング ,ベニックソリューション、ミロク情報サービスの12社が参加しています。また、技術面、マーケティング面で、マイクロソフトとデル、インテルに協力いただいています。
従来コンソーシアムという形式は、標準化の推進などを目的とした非営利の団体や、1社では請け負えないシステム開発を共同受注する際に採られてきました。GRANDITのように、アプリケーションの販売のためにコンソーシアムを組織するケースは、日本ではあまり見られませんでした。
コンソーシアム方式の最大のメリットは、複数社のノウハウを活かした製品開発ができる点です。参加メンバーがターゲットとする業種は様々で、各社がまったく異なるノウハウを持っています。それらを結集し、普遍的なものへ昇華させていくことで、多くのユーザーにとって使いやすい、偏りのないERPパッケージの構築の実現が出来ました。
