導入事例
パーカーエンジニアリング株式会社様
エンジニアリング

パーカーエンジニアリング株式会社様

グループ会社との事業統合に伴い、基幹業務システムを統合。
業務の効率化と業務改革を推進するERPとして採用

あらゆる耐久消費財の表面処理を行う処理設備や塗装設備のトータルエンジニアリングを手掛けるパーカーエンジニアリング。自動車工場向けのような大規模なプラント設備を担うエンジニアリング事業と小型製品向けの塗装設備を扱うグループ会社との事業統合に伴い、基幹業務システム統合を実施。2つの会社の統合効果を最大化するために、業務の効率化と業務改革を推進するERPソリューションとして採用されたのがGRANDIT®である。

企業情報

企業名 パーカーエンジニアリング株式会社様
事業内容 表面処理設備、塗装設備の設計・施工・販売。各種消耗品の販売
資本金 4億8千万円(日本パーカライジング全額出資)
従業員数 200名

統合効果を最大化するためにERPで業務システムを再構築

自動車のボディや家庭電気製品、携帯電話などほとんどの耐久消費財の表面が美しく塗装されている裏には、防錆や耐熱あるいは表面改質などのために表面処理が行われている。パーカーエンジニアリングは、表面処理剤のトップメーカーである日本パーカーライジングを親会社に持ち、国内外約60社からなるパーカーグループの技術を結集し、表面処理設備および塗装設備のトータルエンジニアリングと各種消耗品の販売などを行っている。パーカーグループは表面処理の分野で60%以上の国内シェアを持ち、防錆加工処理のことを“パーカー処理”と固有名詞で呼ばれるほど業界の認知度は高い。

パーカーエンジニアリングが手掛ける表面処理のための装置事業は、自動車工場のように全長数百mにも及ぶ前処理および塗装設備のプラントエンジニアリングから、間口2mほどの塗装ブースに至るまで対象製品によって規模はさまざま。薬剤の生産と防錆加工・熱処理加工システムの開発などを担う日本パーカライジングとともに、プラントエンジニアリングまでトータルソリューションを提供できるところに強みがある。

同社はもともと自動車メーカーなど向けの大規模な装置事業を中心としていたが、グループの経営統合の一環として、2000年に塗装ブースやその消耗品の販売を行うグループ会社、パーカーアレスターと事業統合を果たした。両社はそれぞれ個別の基幹業務システムを構築していたが、統合効果を最大化するために2006年に懸案のシステム統合を実施。その際に採用されたのがGRANDITだった。

業務改革を視野にERPによるシステム統合を推進

エンジニアリング事業が中心だった同社のオーダーシステムは製番別発注・仕入・支払を行う仕様で、年間1000~1200件の取引を想定して構築されていた。一方、パーカーアレスターのオーダーシステムは、単品として販売する塗装ブースやフィルターなどの消耗品の売上・請求処理が中心で年間2~3万件の取引を対象にしていた。
いずれもフルオーダーで構築したシステムであり、業態や取引ボリュームが圧倒的に異なるため、事業統合時にパーカーエンジニアリングのシステムに統合しようと検討したものの果たせずにいた。両システムが併存していたために、同じ顧客に対して異なる顧客マスターが存在し、2種類の請求書が発行されたりするケースもあった。
また、会計処理をするために両システムのデータをExcelなどを利用して手作業で集計して会計システムに登録するなどの作業の手間が発生しており、実績管理の点でも不都合が起きていた。そうした課題解決を含め事業の統合効果を最大化するために、2004年4月に業務改善委員会を発足。翌年に新業務システム委員会を立ち上げ、基幹業務システムの再構築プロジェクトを推進した。委員会の名称通り、業務改革を視野に入れたERPによるシステム統合だった。

ソリューションのイメージ図

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