社長メッセージ
2003年に活動を開始した「次世代ERPコンソーシアム（現「GRANDITコンソーシアム」）は、ユーザー系SIerを中心とするIT企業が集まって、「最高の国産ERPを作ろう」という志のもと、それぞれのノウハウを水平統合して日本企業にあった全く新しいERPを作り上げました。
今では1,100社以上の企業様でご採用頂いており、基幹システムとして企業活動を支えています。
また、GRANDITをご導入頂いたお客様から事業環境の変化に合わせる等の為、改善要望が挙がってくる事もございます。そのような時、コンソーシアムメンバー企業各社はお客様に寄り添い、改善のご要望を集め、持ち寄ります。
その中で、汎用的なものについては当社が標準機能に反映し、特定の業種・業態に関するものについては、コンソーシアム内オープンソースというルールを活用して、その業種・業態に詳しいメンバー企業が、アドオンテンプレートとして提供します。
このように製品が完成した今日でもコンソーシアムはその活動を続けており、メンバー企業の叡智を結集し、GRANDITを核としたサービスやソリューションを進化させていきます。この事が、GRANDITが他の製品と一線を画すものだと思っております。
ERP市場は今後も堅調に拡大すると言われています。これは働き方改革や生産性向上、DXの推進など、それだけ日本企業を取り巻く環境変化が厳しくなってきている事の現れだと思います。特にシステム管理の手間削減や事業継続性・セキュリティレベルの確保等を目的としたIT基盤のクラウド化ニーズは増加すると予測されています。
この刻々と変化する市場ニーズに対応できる事業基盤とする為、2020年4月にGRANDIT株式会社は、コンソーシアムメンバー企業であり、親会社であるインフォコム株式会社から、GRANDITの販売・導入事業を承継いたしました。これにより純国産WEB-ERPパッケージベンダーとしてのERPパッケージ開発ノウハウとユーザーへの豊富なGRANDIT導入経験により蓄積された開発・導入・保守ノウハウとのシナジーを発揮できるものと考えております。
GRANDITという名前は、GRAND（偉大な）とIT（情報技術）を組み合わせた造語です。またフランス語では、「生長（成長）させる」という意味を持っています。「成長」という名のERP GRANDITはコンソーシアム企業の叡智から生まれた進化系ERPです。GRANDITは更なる成長をめざす企業のために、ビジネスの可能性を拡げ、企業価値を最大化し、ご満足いただくことを通して、日本企業の成長を支える存在へと益々進化・成長してまいります。
2020年4月
GRANDIT株式会社
代表取締役社長
石倉 努