用語集

ガバナンス

ガバナンスとは、「統制」といった意味があります。
企業には社会的な責任があります。
業務の内容、職務の執行が、法律や社会的規範等に違反していないか、常にチェックしておく必要があるのです。
そのためには、問題が発生しない体制づくりを行うと同時に、万が一のことが発生した場合に、スピーディに対処できる体制を構築することもとても大切な事となります。

ERPシステムの導入においても、ガバナンスは必須です。
たとえば、管理部門の担当者を考えてみましょう。担当者には、全体を見通して職務を進めていくことはできておらず、目前の業務効率化を最善に考えているケースがほとんどです。
ですが、そこで、幅広い視野を持ったERPシステムの担当者、もしくは部門の統括責任者などが、しっかりと指揮命令系統を守ったまま、適切な指導をしていくべきでしょう。
その場合、しかるべき知識が身につけば、管理部門の担当者にも、正しいシステムの操作や企業の思考などが身についているということになります。
ERPに限らず、どのようなシステムの導入に際しても、企業の部門を横断して導入されるシステムの場合は、このようにガバナンスが働いていないと、現場が混乱し、上層部の指揮命令系統が乱れてしまう可能性があります。
それはひいては、会社運営の混乱や統治の乱れにつながってしまう可能性があります。
ガバナンスを軽視すると、企業経営・組織運営の上で、リスクを伴うことを理解しましょう。

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