用語集

PoC

PoCは、Proof of Conceptの略で、日本語では「概念実証」と訳します。新しいサービスや技術の試作開発に入る前に行う実証実験のことです。
新しいサービスや技術の小規模な簡易版を作り、実際と同じ環境で検証を繰り返すことで、立てた仮説が実現可能か、期待通りの効果が見込めるかなどを評価し、ビジネスとして成立させるための問題点や改善点を洗い出します。
PoCには様々なメリットがあります。例えば、小規模な検証によって開発リスクを抑えることができます。無駄な機能などが早い段階で分かり、開発コストを抑えることもできます。新しいサービスや技術でも、PoCによって周囲に効果があることを認めさせることができるため、経営層や投資家の理解が得られやすい点もメリットです。
一方でデメリットもあります。まずコスト面のデメリットです。開発コストを抑えられるのがメリットの1つですが、検証を繰り返すうちに、検証コストが増大してしまうデメリットがあります。また、PoC自体の目的化にも注意が必要です。目的が不明確なままPoCを進めると、PoC自体が目的になり、サービスや技術開発が不十分になってしまいます。新しいサービスや技術を取り扱うため、厳格な情報管理を行わないと、外部に漏洩してしまう危険もあります。
PoCを成功させるには、ポイントがいくつかあります。まず小規模で行うこと、いわゆるスモールスタートです。検証規模の肥大化がコスト増につながります。次に検証環境を実際の環境に近づけることです。できれば同一環境で検証し、精度の高いデータを取得しましょう。そして、PDCAを回すことです。PoCによって課題が見つかったら課題と向き合い、PDCAを回すことで精度が上がります。