セキュリティ

セキュリティ（security）は、日本語で「安全」や「防犯」「防衛」という意味です。一般的には故意の攻撃からの防衛という意味で使われますが、ICT分野では、データやシステム、通信経路などを外部から保護し、機密漏洩や攻撃、改ざんなどの不正を阻止して安全性を保持すること全般をいいます。
ICT分野のセキュリティ被害は日々増加しており、なりすましメールやウイルスの含まれた添付ファイル、SNSでの誹謗中傷の拡散など、脅威が多様化しています。様々な脅威からデータやシステムを守るべく、セキュリティ対策の重要性が日々増しているのです。
脅威の代表的なものに、「ランサムウェア」「DDoS攻撃」「フィッシング」などがあります。
「ランサムウェア」とは、悪意のあるソフトウェアの一種です。ランサムウェアを送り付け、ファイルやシステムを操作不能の状態にした上で、正常化と引き換えに金銭を要求します。
「DDoS攻撃」は、Distributed Denial of Service attackの略で、アクセス過多の状態を狙った攻撃手法です。システムに処理しきれないほどのアクセスを送信して、システムダウンやサービス停止に追い込みます。
「フィッシング」は、メールやSNSを通じて実在する組織を騙り、重要な個人情報を搾取する攻撃手法です。
このような脅威に対処するために、セキュリティソフトの利用やパスワードの適切な運用、リンクの不用意なクリック防止など、様々なセキュリティ対策が求められています。