GRANDIT AWARD 2023
Business Partner of the Year 受賞インタビュー

パーソナル情報システムは20年ほど前から今の事業に取り組んでおり、お客様に寄り添ったシステムを作れるようになったと実感しています。ただ、今回Business Partner of the Yearの賞を頂けるとは思っていなかったので、驚くとともに大変光栄に感じています。

今回はこのような貴重な賞を頂き、誠にありがとうございます。今回の賞をはずみにパートナーのなかでもカラーを出し、事業を拡大していけたらと考えています。

弊社は生鮮事業というニッチな分野で事業を展開しており、お客様に寄り添ったサービスをワンストップで提供している点が特長です。当初は、この特長を活かしながらERP事業へ参画することになりました。

弊社は生鮮に限らず幅広い業態に対応可能です。また、特殊な業態でも業務を分析・理解してシステム化できるメンバーが多く在籍しています。加えて、さまざまなWeb技術とうまく組み合わせることも得意としています。

業種特化型のシステムでは、フロントエンド側でさまざまな機能を実装する必要があります。また、企業全体のシステムを統合するERPにおいてもカスタマイズ性が必要です。そのようなERPを求めている業種は国内に多く存在するため、柔軟性のあるERPをお客様に提供できることが弊社の特長だと考えています。

エクスプライス様からは「融通が利く」と評価いただきました。たとえば、ERPを導入したあとに使いにくさを感じるケースは多くありますが、弊社ではどうすれば使いやすくなるのかを具体的にアドバイスしています。
もう一つ高く評価していただいているのが「ワンストップで末永くサポートするスタンス」です。今後もそのスタンスは崩さずに取り組んでいきたいと思います。

お客様からは「ERPを思ったよりも簡単に使えた」という声が多く、カスタマイズ性を含めて高く評価していただいていると感じます。ERPパッケージを導入する際は、お客様の業務をERPに合わせることが必要です。

しかし、ERPに業務を合わせる作業がうまくいかなかったり、食い違いが出たりと、ERPの導入が上手くいかないことがあります。この初期段階における掛け違いを乗り越えることができれば、高い評価につながると考えています。お客様と同じゴールを共有し、そのゴールに向かって着実に進んでいくことが大切なのではないでしょうか。

GRANDITを選定いただくお客様は、ERPを統合基盤として利用することが前提でありながらも、業種に対して柔軟に対応できるかどうかも重視しています。弊社はそのようなニーズをもつお客様に高く評価していただいています。ERPを実際に導入・実装する際は、ERPに合わせるところ、チューニングするところを明確に整理し、業務に沿った形で導入計画を立てることが重要です。

「EC×ERP」は、ECとERPを連携するためのテンプレートです。ECビジネスでは情報連携のスピードが重要です。データを何分間隔で送るのか、ERPに取り込めるのかが重要なポイントですが、EAIツールで精緻化して設計したことで、うまく実装できました。ECとERPを組み合わせる難易度は高いものの、EAIツールでEC側の基盤を整理し、スムーズに開発できました。

ECのお客様のなかには「EC×ERP」に興味をもってくださる方が多くいるため、さらなる拡販を目指しています。「EC×ERP」はECサイト以外にも対応できると考えています。ECサイトに特化したものに加え、別の業種に対応できるものも作っていきたいです。

「EC×ERP」は、複数の外部サービスやソリューションと標準連携できるようなアダプタを部品化して拡大したいですね。周辺システムとの連携が前提となるプロジェクトに関しても、それらアダプタを使って接続できるような仕組みを構築していけたらと考えています。

お客様のご要望で増えているのが「大型ERPからの切り替え」です。大型ERPのリプレースを検討されているお客様の多くは、次バージョンへのリプレース費用や維持費用の高さ、そして導入人材不足でタイムリーにプロジェクトが開始できないなどの課題を抱えている場合が多く、これらを踏まえてニーズに合った最適なERP製品をご提案するようにしています。また、ERP連携テンプレート「EC×ERP」のような業種特化したサービスにより、お客様の状況に応じて最適な提案をしていくことが目標です。コンソーシアム企業ともうまく協同して事業を展開できたらと思います。

我々のプライムパートナーである株式会社システムインテグレータと協力すれば、ECの刷新・ERPの刷新の両プロジェクトに対応できます。弊社が得意とする食品・流通などの領域においても、GRANDITを導入・拡大できるように注力していきたいですね。

弊社は、初期段階の要件定義からお客様と密接にコミュニケーションをとり、プロジェクト成功に必要な情報や考え方を共有しています。お客様とプロジェクトのゴールを共有することで認識齟齬が起こりにくくなり、プロジェクトの成功確率が上がります。初期段階でお客様とのコミュニケーションを大切にしている点が我々の強みです。

ERPを導入・実装する際は、いじってはいけない箇所・現場の業務に適した形にカスタマイズしなくてはいけない箇所を正確に見極めることが重要です。数々の経験から、これらの判断を正確に行い、柔軟に開発できることが弊社の強みだと思っています。