ナカヨ電子サービス株式会社様

ナカヨ電子サービスは電話機・構内交換装置・ボタン電話装置について、販売・設計・施工・保守を一貫して行う企業で常にお客様の立場に立ち、価値ある提案・提供を目指している企業です。

今回は業容の拡大に伴った配送センターの新設と内部統制対応をきっかけに、新システムの検討を開始しました。検討を開始していくなかで、既存パッケージシステムの制約による、営業店単位での受注・在庫データの個別管理の課題として、全社ベースの損益・予実績の手集計処理、電話による在庫問合せ業務、余分な発注・在庫の発生など、様々な課題が浮き彫りとなりました。このような課題に対して業務効率化を目標に掲げ、統合型の基幹業務システムを前提とした、新システム導入プロジェクトを立ち上げました。
親会社からの出荷データを入荷データとしてタイムリーに取込み、拠点に左右されない全社ベースの在庫情報を共有することにより、配送センターでの購買・在庫・配送業務の集約化、リアルタイムでの受注・売上・発注・仕入・在庫実績の把握を可能とすることを目指しました。いわばシステムだけではない業務体系そのものを見直すプロジェクトでした。

内部統制対応に向けグループ管理も実施したい

GRANDITのマルチカンパニー機能を利用することによりグループ共通のシステム基盤による業務処理のスピードの向上がはかられました。

内部統制の実現に向け、マスターの一元管理を行いたい

旧販売パッケージシステムにおける拠点単位でのデータベース管理により引き起こされていた、人手での全社単位の売上・仕入データの集計処理をシステム化し、業務効率化に成功しました。

在庫の状況把握を一元化したい

各営業所ごとの在庫管理では全社レベルでの在庫情報を把握することが出来なかったため、短納期への要求対応に備えるための個別発注へつながり、全社レベルでの滞留在庫を生み出していました。そこで受注・在庫データを統合化することで全社在庫数の把握を可能とし、在庫移動や配送センターによる発注点管理の実現により在庫回転率が向上し、稼動後半年での滞留在庫の削減を達成しました。

内部統制の実現に向け、与信を正確に把握したい

GRANDIT導入を機会に電子ワークフローを適用し、各業務処理（受注・発注・売上・仕入・請求・支払）の申請・承認業務の適正処理をシステム制御で実施しました。

導入決定から約1年で本番稼動を向かえました。

GRANDIT：基幹Suite（販売・調達在庫・経理・債権・債務）

ユーザに対してエンジニアが密着した対応を行ったことで、プロジェクトの進捗管理を相互に細かく実施することにより、相互に遅延が発生した場合にも、回避策などを迅速に実施したことにより無事本番を向かえられました。

充実した導入マテリアル（基本業務フロー、設定定義書、初期データ移行シート）は業種を問わず短期導入を強力に支援します。