金融・保険業B社様
費目別の予算管理や経費支出に関連する統制環境を構築して業務を標準化。
金融機関の購買・経費関連業務に
テンプレートを適用した事例
企業情報
| 資本金 | 1,366百万円 |
|---|---|
| 従業員数 | 300名 |
GRANDIT導入の背景
B社は、大阪の市内・府下に店舗を構え、創業以来、大阪の街や人とともに歩んできた信用金庫、地域の人たちが利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした金融機関です。
B社では、預金・為替・融資・ローン・その他顧客向けサービスなどを支援する基幹業務は信金共同センターで提供される勘定系システムを利用していますが、物品の購入や各種経費支出、動不動産管理といった業務は個別システムやEXCELなどで運用しており整備が必要な状況でした。
また、費目別の予算管理は実施しておらず予算の詳細な消化状況について把握ができないこと、各種経費の支払いは本部側で発注管理をしておらず業者からの請求書に基づいて支払いをしているという2つの課題を早急に解消することが必要でした。
今後、信用金庫でも要求されるであろう内部統制対応の観点からも、業務プロセスの改善、経費支出と予算管理業務の整備が必須であり、購買・経費管理業務全般を支援するシステムを新規導入することとなりました。
解決された内容
購買・経費管理業務について、業務の標準化を行いたかった。
[導入前]
本部系業務のなかでも購買・経費管理業務は個別システムやEXCELなどで運用していたため、整備が必要でした。
[GRANDIT適用後]
GRANDIT導入に伴い購買管理業務の整備とプロセスの改善を実施、業務の標準化により、本部並びに営業店のバックオフィス業務が効率化されてコストの削減が図れました。
全社で費目別に予算管理がしたかった。
[導入前]
予算管理の書式は定型ではなく各部店で管理されており、全社合算の詳細な予算管理が行えていませんでした。また、予算は勘定科目単位で策定しており、費目単位の管理ができていませんでした。
[GRANDIT適用後]
GRANDITの予算策定機能を利用することにより、全社合計や部店単位の詳細な予算管理が可能となりました。また、部店別・費目別の予算策定も可能となり予算管理レベルの向上が図れました。
買掛金、未払金管理を徹底して経費支出に関連する業務統制と効率化を実現したかった。
[導入前]
各部店から経理部門への業者請求書による支払依頼に基づいて経理部門が支払処理を行っていたため、検収内容と支払内容の照合ができず、買掛金や未払金の内訳管理やいくら支払うべきか把握されていませんでした。
[GRANDIT適用後]
「購入申請→発注→検収→支払」というGRANDITが提供する流れに沿った事務手順により、業務プロセスの遵守、検収・支払進捗状況の管理など業務統制をささえる基盤が構築できました。新しい事務では、部店にて確認・受け入れした現物や作業内容に基づく検収の入力、入力された検収内容による経理部門での支払処理といった手順となり、検収内容と支払内容との照合、整合性確保など、買掛金や未払金の管理を徹底することが可能となりました。また、データによる振込処理で経理部門の作業が大幅に削減されました。
経費精算業務を効率化したかった。
[導入前]
職員の立替経費は勘定系システムにデータ連携しておらず、複数システムへの入力が発生していました。
[GRANDIT適用後]
入力内容を汎用リエンタシステム（勘定系システム連携ツール）を経由してデータ連携することで複数システムへの入力がなくなり、業務の効率化につながりました。
ソリューションのイメージ図
導入期間
導入開始より6ヶ月で本番稼動いたしました。
適用したGRANDITモジュール及び連携ソリューション
GRANDIT：調達在庫・債務・経理の各モジュール
連携ソリューション：汎用リエンタシステム（勘定系システムとのデータ連携ツール、日立中国ソリューションズ社製）
パートナーが語る、導入時の工夫
業務に精通されている企画部門の部長様に全面的に参画いただき、Fitting作業や設定パラメータの決定に携わっていただくことで、短期間に低コストで導入することができました。
短期導入方法・テンプレート等に関する同業他社様への適用
GRANDIT標準機能にはない費目単位での予算・実績管理機能や購入申請機能を有するGRANDIT金融機関テンプレートを用いて早期に業務改善が実現できます。また、テンプレートに含まれる勘定科目や費目のマスタ、自動仕訳情報などにより短期間での導入が可能です。
導入費用の目安
ライセンス費用：5,000千円～、導入支援費用：10,000千円～
