用語集

勘定科目

勘定科目とは、企業や個人事業主が事業を行う上で発生する取引内容の性質をわかりやすく記録するための科目です。お金の分類項目や見出しのようなものと考えていいでしょう。
勘定科目は、企業や個人事業の経営状態を把握する目的で使われます。
一般的に使われることの多い勘定科目に、「売上」や「通信費」などがありますが、必ず使わなければならない勘定科目はなく、自由に作っていいことになっています。ただし、一般的に使用されている勘定科目を使った方が、同業他社との比較や、年次ごとの比較を行い、企業や個人事業主の経営状態を分析しやすいでしょう。
全ての勘定科目は「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」の5つのグループに区分けされ、貸借対照表や損益計算書で使用されます。
「資産」に分類される勘定科目は、企業や個人事業主の財産、つまり利益を生む価値のあるもので、現金や有価証券、土地、売掛金などがあります。
「負債」に分類される勘定科目は、企業や個人事業主の債務、つまり将来支払いが必要なもので、借入金や買掛金、未払金などがあります。
「純資産」に分類される勘定科目は、企業や個人事業主の純粋な財産で、資産と負債の差額です。これには資本金、元入金、利益剰余金などがあります。
「収益」に分類される勘定科目は、企業や個人事業主が事業を通じて得た収入で、売上や受取利息、雑収入などがあります。