用語集

売掛金

売掛金とは、取引先に提供した商品やサービスの対価として、後払いで将来的に受け取る予定の金銭のことです。
商品やサービスを提供した時点で対価として金銭を受け取っていると、やりとりが煩雑になり、人件費や手数料など無駄な費用がかかってしまうため、企業間取引では掛け売りが一般的です。掛け売りとは、取引先から商品やサービスの代金を支払期日にまとめて回収する取引のことであり、売掛金は掛け売りの際に発生します。
売掛金が発生する掛け売りでは、月に一度など、商品やサービスの対価を授受する回数を削減することができるため、事務処理の手間を減らせるというメリットがあります。商品やサービスを受ける立場であれば、手元に現金がなくても取引できる点はメリットです。
しかし一方でデメリットもあります。商品やサービスを提供した時点では現金のやりとりがないため、商品やサービスを提供する側は、売掛金が未回収になってしまうリスクがあります。
掛け売りにあたっては与信管理も重要です。与信管理とは取引先の支払い能力を見極め、売掛金が未回収になるリスクを管理することです。掛け売りで取引する際は、与信管理を徹底して、取引金額の上限を決定するなどの対策を講じることで、売掛金の未回収に備えることができます。