用語集

KPI

KPIとは、Key Performance Indicatorの略です。日本語では重要業績評価指標、または重要達成度指標などといいます。組織の最終的な目標を達成するまでの各プロセスで、達成度合いを計測したり、監視したりするために置く指標です。KPIは数値で計測できる定量的な指標でなければなりません。
最終的な目標に対する達成度合いを評価する指標は、KGI(Key Goal Indicator)といいます。日本語では重要目標達成指標です。KPIは、最終的なゴールであるKGIの中間指標と言えます。
KPIでは、最終的なゴールであるKGIに至るまでに、各プロセスで目標達成に必要と思われる指標を立て、その指標の達成度合いを計測します。
組織に属する個人のやるべきことが明確になるため、個人が行動しやすくなる点、組織が個人を評価しやすくなる点はメリットです。
KPIが設定されていると、PDCAサイクルが回しやすくなるというメリットもあります。遅れや問題が発生した場合にいち早く気づき、軌道修正することが可能です。
KPIの設定にあたり、まずKGIを設定する必要があります。そして、KGI達成に必要な要素を分解し、特に重要だと思われる指標を抽出して、具体的な指標をKPIに設定します。
KGIに至るまでには様々なプロセスがあるため、KPIは複数設定されるのが一般的です。主要なKPIを設定するポイントは、わかりやすく誰でも理解できる指標であること、達成可能な指標であること、期限を決めて検証すること、などです。