用語集

トレーサビリティ(履歴管理)

トレーサビリティとは、「traceability」と書きます。
追跡可能性、履歴管理のことを言います。
製品を製造する過程において、誰がつくったのか、いつ作ったのか、そしてどのようなルートで作られて、販売に至るようになったのかを正しく、情報として、把握しておくことをトレーサビリティと呼びます。
トレーサビリティがあることで、たとえば食料品などの場合に、万が一、問題を起こしてしまった場合でも、追跡することができますので、消費者にとっても安心につながります

原材料を現地から買い付けてくるところから、加工・組み立て・製造、そして流通から販売にいたるまで、どこの段階で問題が起こるかはわかりません。そのため、製造者、仕入れ者、販売者などのあらゆるシーンで、記録を管理しておく必要があるのです。それが、トレーサビリティへの対応となります。国際品質管理基準ISO8402で定義されており、製品を識別して、生産過程を追跡していきます。

製造の現場と、流通・販売の現場双方において、トレーサビリティは重要になります。
どのレベルまでトレーサビリティを追求するかは、企業の責任次第です。

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