用語集

VR

VRは、Virtual Realityの略で、日本語だと「人工現実感」や「仮想現実」と訳されます。目の前にある現実とは異なる仮想空間を、現実かのように体験できる仕組みのことです。
VRの実現には様々な方式がありますが、コンピューターによって創り出された仮想現実を想起する人が多いでしょう。「VRゴーグル」や「ヘッドマウントディスプレイ(HMD)」と呼ばれるデバイスを装着すると、視界が360°覆われて仮想空間に没入することができます。
VRはゲームや映像などのエンターテインメントのほかに、医療分野の外科トレーニングや、防災分野の消火訓練、サービス業の接客教育などでも活用されています。
VRには、映像を立体的に見られる、仮想空間内の物体を触ったり動かしたりできる、仮想空間内を移動できる、音の方向を感じるなどの特徴があります。
様々なメリットがある一方で、VRにはデメリットもあります。例えば、VRを体験することで、乗り物酔いのような「VR酔い」を経験したり、本格的なVRを導入しようとするとコンテンツの制作やデバイスの導入に高額なコストがかかったりする点です。
最近は専用アプリが不要で、VRゴーグルなどを装着する必要もなく、Webブラウザで体験できる「WebVR」が登場しました。サイト閲覧だけで体験できるため、注目を集めており、今後に期待されています。