5月9日(水)~11日(金)の3日間、東京ビッグサイトにてGRANDIT DAYS 2018(リード エクジビション ジャパン社主催「JapanIT Week」内)が開催されました。
GRANDITの展示ブースは、組立製造業向け、プロセス製造業向け、商社・卸売業向け、情報通信・サービス業向け、グループ導入、Salesforce連携といった業種・業態向けの展示に加えて、IoT/AI、RPA、働き方改革などの新しいテクノロジーや新しいニーズに対応するソリューションを展示。
それぞれの個別ブースでは、コンソーシアムパートナーが得意とするソリューションを中心に最新情報を紹介。連日多くの来場者が大きく進化を遂げた新バージョン「GRANDIT Ver.3.0」がもたらす革新性に真剣な眼差しを向けていました。
このイベントに際し、GRANDIT株式会社 代表取締役社長 石川研一が、「ERPの現状と未来、そして『GRANDIT Ver.3.0』の魅力と今後の展望」について語ります。
進化するプラットフォーム『GRANDIT Ver.3.0』
ERP業界全体の伸びは、2、3年前に比べ、やや落ち着きを見せる中、「GRANDIT」は昨年度売上高過去最高を更新するなど、多くの支持を集める結果となりました。「GRANDIT」が多くの支持を集めた理由はどこにあったのか。
【石川】「GRANDIT」という製品は、コンソーシアムメンバー企業の13社がお客様に寄り添って、経営課題を解決するお手伝いをしている中から出てきた様々な要望を、バージョンアップのたびに盛り込んできました。
今回の「GRANDIT Ver.3.0」で大きく進化した点として、マルチブラウザに対応したということが挙げられます。最近はやはり、企業のシステムの中でも「Internet Explorer」以外のブラウザを使われるということが結構多くなってきました。
そういう意味で「Google Chrome」や「Microsoft Edge」といった新しい技術を採用したブラウザに対応することで、より幅広いお客様にお使いいただけるようにしたというのが、まずひとつ強化ポイントになります。もうひとつ、大きなポイントとして「RPA Solution for GRANDIT」があります。これは「GRANDIT Ver.3.0」のリリースに合わせて、複数のRPA製品をいろいろ試させていただき、「GRANDIT Ver.3.0」とシステム間の連携および接続確認をした状態で、「RPA Solution for GRANDIT」として、一緒にリリースしたものです。
「RPA Solution for GRANDIT」は、業務効率を高める”守り”に加え、企業の競争力を高めるための”攻め”にも寄与する新しいテクノロジーです。労働力不足が叫ばれる中、貴重な人材を単純作業から解放して、自社の業務改革やビジネスイノベーションの推進といった、より付加価値の高い業務にシフトさせ、生産性向上と働き方改革の実現を支援します。
【石川】ERPでカバーしている領域の外側に、たとえばファイルサーバーがたくさんあって、そこにまたエクセルのファイルが数多く置かれているといった状況があります。そのエクセルのファイルに色々な管理データが入っているので、それを一生懸命開いて見ながら、伝票運用するわけです。あるいは、外部のインターネットサイトを見て、これから取り引きするお客さんのデータを調べるといったこともあります。
このような社内外のデータを活用しながら、ERPに対して何を入力するかを決める仕事というのがあるわけです。ERPの領域の外側にあるそういったことを、RPAやAIといった新しい技術を活用して、もっと広くカバーしていきたいと考える人たちが最近増えてきました。とはいえ、RPA製品は世にたくさん出ているけれど、ERP製品としっかり連携性が確保されているのか、確認された製品はあるのか、というと実はなかったのです。だから、実際に導入してみると、うまくERPと連携できていないといったことが起こっていたのです。それを解消するというのが、「RPA Solution for GRANDIT」の大きな目的です。
真の働き方改革を実現するために
AIやIoT、RPAといった情報技術の進展により、企業のビジネス環境はかつてない速さでデジタル化へと進んでいる。ERPをはじめとする基幹システムに求められる要件も日々変化している中、「GRANDIT」は今後どのように進化していくのか。
【石川】「GRANDIT Ver.3.0」は、RPAを足がかりにスタートしましたが、それ以外にもERPのカバー領域を飛躍的に広げるための技術を積極的に取り込んでいくということが、今後の大きな方向性になっていきます。ERPの周辺というところでいうと、AIが色々なことをやれるようになってきているので、どういう活用の仕方ができるかといったことを考えています。たとえばグループの連結決算でグループ内の取引データの不整合があったとき、それを調べるために時間と手間がかかって決算早期化が実現できなかったり、子会社で不正があって、コンプライアンス上の問題を抱えたりといったことがあります。こういった問題にAIを活用することで、なかなか人の目が届かないところを見る手助けをすることもできるはずです。あるいは、使い方の支援というところでは、最近ではチャットボットというようなものがありますが、そういったAI領域でやられているようなことを、順次いろいろ試しながら拡張していきたいと考えています。働き方改革というと、モバイルなどを中心に語られることが多いですが、一番のポイントはひとりひとりの人間がいかに付加価値の高い仕事をできるようになるかだと思っています。そういった意味で、ERPのカバー領域を大幅に広げることで、付加価値は高くないけれども、誰かがやらなければいけないからやっていた仕事から開放して、より業績を伸ばす方向に貴重な人材を振り向けていくということを、我々は指向していこうと考えています。
※当内容は、公表時点の開発計画に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。
従来の業務効率を高める”守り”の経営はもとより、競争力を高める”攻め”のIT投資としてRPAやAIをはじめとする新しいテクノロジーが注目される中、「GRANDIT」は変化の激しいデジタル化時代に最適化されたERPパッケージを提供し続けています。新しいテクノロジーを活用した最新ソリューションにより「経営判断の迅速化」、「働き方改革」を実現する「GRANDIT」は、進化系ERPとして今後も企業の競争力を大きく高めていきます。
個別ブース・展示ソリューション
※個別ブース、展示ソリューションは、予告なく変更される事がありますのでご了承ください。
会場図
東6ホール [小間番号] 東52-35
会場
開催日程 | 5月9日(水)〜11日(金) |
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会場 | 東京ビッグサイト(東6ホール) |
住所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 TEL:03-5530-1111(代表) |
アクセス |
公共交通
高速道路
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主催 | リード エグジビション ジャパン株式会社 |