キング通信株式会社様
基幹業務システムを全面刷新し、プロセスの標準化とビジネスの可視化を実現
「Creation」「Communication」「Challenge」という3つの理念のもと、変化する社会の安全管理や警備分野に、独創的なセキュリティシステムを次々と送り込んでいる、キング通信工業株式会社。同社では、業務の標準化・効率化やスピーディな経営を主目的に基幹業務システムの全面刷新を実施した。
従来、各部門ごとに個別構築されていたシステム群を、WEB型ERPパッケージ「GRANDIT」へ統合。業務プロセスの効率化・標準化を図ると同時に、経営視点での戦略的なデータ活用を推進している。
ERP導入は今回が初めての経験だが、コンサルティングを含めたNECネクサソリューションズの支援を活用し、次世代に向けた新たなビジネス基盤を確立することに成功している。
企業情報
企業名 | キング通信株式会社様 |
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事業内容 | セキュリティ情報機器・システムの開発・設計・製造ならびに販売 |
資本金 | 3億9,721万5,000円 |
従業員数 | 239名(平均年齢 40.9歳) |
- 現場での業務に対する意識改革を醸成
- ルールの徹底や業務プロセスの標準化を実現
- 業務の省力化に加え、人為的なミスも大幅に減少
- 経営視点での戦略的なデータ活用を推進
- よりスピーディな経営を支える情報基盤を整備
全社最適化を目指して、基幹システムを再構築
警備保障会社向けのオンライン機械警備システムを筆頭に、金融機関向けセキュリティシステム、入退室管理システム、ホームセキュリティシステム、広域外周監視システムなど、多彩なセキュリティシステムを提供するキング通信工業株式会社。
長年の経験と豊富な実績を活かし、社会の安心・安全に貢献している。特定分野のセキュリティ機器に特化したメーカーは少なくないが、同社の特徴は各種センサーなどのデバイスからセンター向けの装置に至るまで、セキュリティシステム構築に必要な製品・サービス群を幅広くラインナップしている点だ。
顧客企業の多様なニーズに対し、トータルなソリューションを提供。特に警備保障会社向けのマーケットにおいては、高い先進性と総合力を武器にリーディングカンパニーとしての地歩を固めている。
「お客様が求めるセキュリティ製品を、確実にご提供していくことが我々のミッション。それだけに、研究開発や人材育成にも力を注いでいます」と語るのは、同社の取締役を務める永井 健志氏。現在では全社員の約半数を、セキュリティシステム開発に携わる技術者が占めるという。
創業以来40年以上にわたって順調に業績を拡大してきた同社だが、今日に至るまでには様々なビジネス課題にも直面してきた。特に近年の重要なテーマとなっているのが、全社的な業務改革への取り組みである。
同社 総務部 部長の山根 芳明氏は、その背景を次のように説明する。
「従来は部門や拠点によって、異なる業務ルールやプロセスが存在していました。また各システム間の連携も十分でなかったため、二重入力や余分なチェック作業なども発生していたのです」
こうした課題の原因となっていたのが、業務システム環境である。かつては営業や経理などの部門ごとに、独自にシステムを導入していた。このため、どうしても個別最適なシステムになりがちだったのだ。
「今後の厳しい競争を勝ち抜いていくためには、全社レベルでビジネスを可視化・最適化する必要があります。そのためには、調達から製造、販売、会計に至るまで、すべての情報をトータルに管理できなくてはなりません」と永井氏。
そこで着手したのが、WEB型ERPパッケージ「GRANDIT」による基幹システムの再構築である。
当時導入していた販売管理パッケージのバージョンがサポート終了時期を迎えたことをきっかけに、同社では新基幹システムの構築プロジェクトを発足。新たな業務基盤作りに向けた活動を本格的に開始した。
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