用語集

帳票管理

帳票とは、企業取引の記録を目的として作成される「帳簿」と、企業取引を客観的に証明するために作成される「伝票」を合わせた総称です。
これらの帳票を管理することを帳票管理といいます。

帳票のうち、帳簿には仕訳帳や総勘定元帳、売掛金元帳、買掛金元帳、現金出納帳などがあり、伝票にはレシートや請求書、納品書、入金伝票、出金伝票、振替伝票などがあります。

これら帳票の一部は、会社法と法人税法によって、保存期間が決まっています。
法律で定められた帳票について、会社法では10年、法人税法では7年(繰越欠損金が生じた年度については9年)の保管が求められているのです。
万一帳票の管理がずさんで、税務調査の際に求められた帳票を明示できない場合は、追徴課税等のペナルティを受ける可能性があるため、帳票管理は非常に重要です。

帳票は紙での保存が原則ですが、法改正により、現在は一部で帳票を電子化した電子帳票が認められ普及してきています。
紙の帳票に比べ、電子帳票を帳票管理システムで管理することにより、検索・閲覧が容易になり、業務効率が格段にアップします。
また、システムで管理された帳票データは、顧客への問い合わせ対応の迅速化に役立てたり、経営判断の材料として活用したりすることが可能です。

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