用語集

PSI

PSIとは、Production(生産)、Sales(販売計画)、Inventory(在庫)の頭文字を取ったもので、「PSI計画」などと使われ、生産・販売・在庫を同時に計画することを指します。PSI計画は、日本語で「生販在計画」と呼ばれることもあります。

PSI計画にあたり、まず販売部門が販売計画や見込みを立て、これに対して、物流・調達部門が在庫計画や仕入計画を立てます。生産部門では販売計画や基準在庫、生産ロット数などから生産計画を立てます。これら各部門が立てた計画について部門を超えて連携させることで、全体として最適化を図り、過剰在庫や欠品の抑制に努めます。

PSIによる在庫の適正化にあたっては、いくつかのポイントがあります。一つは、生産資源の能力を加味した生産計画の立案です。ここでいう生産資源とは、生産設備や工員を指します。これら生産資源の能力と生産計画が釣り合っていなければ、計画は破綻してしまいます。

また、PSIの大きな特徴として、仕入や生産の数を人間の勘に頼るのではなく、客観的な数値を基に決定することが挙げられます。この特徴を活かすために、計画と実績の比較・分析は必須です。計画に対するプロセスや結果を分析し、改善を図ることで、計画の精度が向上し、在庫の最適化が実現します。

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