BPR

BPRとは、「Business Process Re-engineering」の略です。
企業活動において目標を設定することはとても重要ですが、そのためには業務の内容などを改善していく必要があります。
業務改善を必要とするアメリカで1990年代に提唱されました。

収益などを向上させるのに、あるいは顧客満足度を達成させるために、ビジネスのプロセスを見直す必要があります。
BPRは企業と連結企業全体を管理しますので、事業の再編などを伴う場合があります。そのため、リストラが起きる場合もあり、導入は慎重に行う必要があります。
BPRは、長期的なビジネス戦略を必要とします。

そして、その決定に従って、組織を改革していく必要が生じます。
現場を改善し、立てた戦略を、戦術へと落とし込むことになります。
BPRを導入することで、仕事の働き方が大きく変わることがあります。
とくに、コンピュータシステムはBPRを実現するのに必須のツールです。

ERPのパッケージを導入して、根本からビジネスプロセスを変えていく必要があるケースもあります。
BPRのシステムを通じて、ビジネスプロセスを見える化して、業務プロセスを支援していきます。日本において1990年代に、ERPとBPRのパッケージが広く普及していきました。
競争力を強化し、変化に迅速に対応し、企業の全体像を把握するのに、BPRは欠かせません。
ERPでも実現可能と感じるかもしれませんが、経営基盤を見た上で、トップマネジメントの観点からもBPRが必要です。