用語集

SCM

SCMとは、supply chain management(サプライチェーンマネジメント)のことで、日本語に訳すと「供給連鎖管理」となります。サプライチェーンとは、原材料が調達されてから、生産、物流、販売を経て、商品が消費者に届くまでの一連のプロセスのこと。
そして、この一連の流れを経営の成果を高めるためにマネジメントする手法が、SCMです。

SCMは、アメリカのコンサルティング会社「Booz Allen Hamilton Inc.(ブーズ・アレン・ハミルトン)」のキース.R.オリバー氏とマイケル.D.ウェバー氏によって、1982年に発表されました。
近年、多くの企業でSCMの構築・再構築が進んでいる背景には、企業のグローバル化や、労働環境の変化、テクノロジーの普及などといったビジネスモデルの変化があると言われています。

通常、サプライチェーンは特定の1社内で完結するものではなく、サプライヤーや、メーカー、物流企業、小売店など、複数の企業や事業者が集まって構築されます。そのため、各企業や組織の部分を最適化するだけではなく、企業や組織の壁を越えてプロセス全体の最適化が求められるのです。

SCMを導入することにより、企業は商品を起点に物流の全体像を把握することが可能となります。
そのため、サプライチェーンの中にある無駄を見つけ、その無駄を省くことで、在庫の最適化を図ることができます。また、どこにリソースを割けば良いのかが分かるため、コスト削減にもつながります。

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