パートナーシップ

GRANDIT AWARD 2017
Business Partner of the Year 受賞インタビュー

GRANDIT AWARD

提案プロセスの改善に力を入れたことで
採用の機会が増えたことが2連覇の要因

株式会社インフォセンス 坂本洋二氏
株式会社インフォセンス
株式会社インフォセンス
ビジネスソリューション事業部
ビジネスコンサルティング部
副部長坂本洋二氏

福岡、東京の2拠点を中心に物流分野でのシステムソリューションサービスで豊富な実績を持つ株式会社インフォセンス。ビジネスソリューション事業部ビジネスコンサルティング部副部長である坂本洋二さんに、受賞の感想やその要因、そしてこれからの展望について話を伺いました。

インタビュアー:GRANDIT株式会社 代表取締役社長 石川研一

このたびはBusiness Partner of the Yearの受賞、おめでとうございます。御社は2年連続の受賞ということで、コンソーシアムの中でも力を発揮している会社として、注目されてきていると思います。とりわけ御社は、GRANDITビジネスにおいては、福岡を中心に、九州でひとり気を吐いているという印象ですが、まずは2年連続受賞の要因について、どのようにお考えでしょうか。

【坂本副部長】

ありがとうございます。ここ数年は、九州のお客様を中心に「GRANDIT」を採用いただける機会が多かったと感じています。その為、この賞をいただけたということが、九州地域の経済に貢献できていると、あらためて実感させていただきました。

受賞の要因についてですが、弊社では基幹システムをお客様に提案・導入していく中でも、提案プロセスの改善に力を入れてきました。実は弊社も数年前までは、お客様から基幹システム刷新のお話をいただいた時は、コンソーシアムであるシステムインテグレータ社に、提案から提案書の作成といったことをお願いしておりました。もちろん、それでうまくいったケースもありますが、うまくいかなかったケースもありました。その中でも失注原因を分析していくと、やはり自社なりに、実際にお客様と直接対面して提案できるような体制が必要だという結論に至りました。これまで自社で行っていなかった、お客様への提案プロセスまでも自社でまかない、プロジェクト全体を一気通貫で行えるような体制を作ってきたことが受賞の要因と考えています。

坂本副部長インタビュー

御社のホームページを拝見すると、「GRANDIT」以外もたくさんの商材をお持ちですよね。その中で「GRANDIT」の位置づけというのはどのようなものなのでしょうか。

【坂本副部長】

弊社には基幹、物流、基盤の3つの柱があり、基幹の中でも「GRANDIT」は主力商材となっています。実際、弊社内の売上比率を見ても、「GRANDIT」単体で物流ソリューションビジネスを追い抜いていくような状況です。

御社の中で「GRANDIT」を担当されている人数はどのくらいになるのでしょうか。

【坂本副部長】

常時は50名ほどの体制です。それが開発の工程になってくると、70〜80名ほどになります。

70〜80名とは大変心強いですね。御社はたしか「GRANDIT」を始めてから10年ということで、それで70〜80人というと、結構な伸び率で「GRANDIT」人口を増やしていただけたと感じています。要員育成や人口拡大の秘訣のようなものがあれば、ぜひ教えてください。

【坂本副部長】

人材育成はとても難しいと常々思っています。そこで弊社はメンター制度を採用しておりまして、特に新しく入ってきたメンバーは、案件の各工程を経験してもらう過程で、メンターの指導を受けながら、ちょっとずつステップアップできるようになっています。また、若手のメンバーでも開発工程だけでなく、早い段階からお客様と接点のある上流工程や導入工程といったできるだけ視野の広がる経験をしてもらっています。

なるほど。もともと、みんな最初から「GRANDIT」を始めたというわけではなく、いろいろなバックグランドを持った方を移行したような形になっているわけですね。では、どのようなバックグラウンドを持った方が「GRANDIT」に携わるとうまくいっている、といったことはありますか。

【坂本副部長】

やはり、別の基幹系パッケージの経験を持っているメンバーというのが主力になっていると思います。ただし、物流領域で経験したことから幅を広げて「GRANDIT」で成功しているというメンバーも中にはいます。

5月にリリースした「GRANDIT Ver.3.0」ですが、強化ポイントのひとつはマルチブラウザ対応で、より幅広い使い方ができるようになったことです。もうひとつは、新しい技術がいろいろ出ている中で、今回はRPAとの連携性を高めたかたちで、RPAと一緒にリリースするというようなことをやりました。従来ERPでカバーしていた業務以外に、その周辺でなかなかシステム化できなかったようなところまでRPAで食い込んで、広い範囲での業務改善につなげてもらおうというコンセプトですね。御社もそういう意味では「WMS for GRANDIT」といった「GRANDIT」向けの物流ソリューションも持っておられますが、新しい技術や新しい業務領域への取り組みというのはいかがでしょうか。

【坂本副部長】

「GRANDIT Ver.3.0」でマルチブラウザに対応いただけたことで、Chromeさえインストールすれば、タブレットでも「GRANDIT」を使えるようになりました。デモを見たお客様の関心も高く、とても大きな強化ポイントだったと思います。

最近お客様からのRFIやRFPでご提案いただくシステム化の範囲というのを見ると、従来の基幹システムで対応していた以上のことをお客様が求められていると、私自身も強く感じます。実際、テクノロジーの進化やRPAといった新技術などによって、お客様が基幹業務で選択できることが本当に増えてきています。その為、我々のような基幹システムを導入する側からすると、今まで以上に顧客ニーズにマッチするITソリューションを考えていかなければならないと思っています。

もちろん「WMS for GRANDIT」という自社のソリューションもその選択肢のひとつですが、物流領域以外に関しては、お客様に合わせて最適なソリューションを選択させていただいています。そういう意味では、質問を投げかけると必ず良い答えが返ってくるGRANDITコンソーシアム形式にはとても助けてもらっています。

坂本副部長インタビュー

そうですね。GRANDITコンソーシアムというのは、仲が良く、横の繋がりが強い組織だと感じています。ですので、様々なパートナーと連携をすることが可能になっています。

【坂本副部長】

ちょうど進行中の案件もシステムインテグレータ社などのプライムパートナーとご一緒させていただいておりまして、その関係性という意味で大変心強いです。

10数年前の頃というのは、おそらくERPを初めて導入するというお客様も結構おられたので、そういう意味ではERPの領域だけでも業務効率化という果実があった時代でした。ただ、最近はほとんど導入ではなくリプレースという形になってきていますので、その周辺を取り込んでいかないと、システムにお金をかけた価値がなかなか出てこなくなってきていると思っています。

そういう意味で、御社はアライアンスパートナーという形でも、コンソーシアム全体にWMSをソリューションとしてご提供いただいていますが、そういった各社が持っている強みの領域をまとめたものがコンソーシアムの中で流通していくことで、「GRANDIT」のカバー領域が大きく広がっていくことに繋がり、その結果お客様にとってもより良いことが実現できるのではないかと考えています。

最後に、御社の今後の展望についてお聞かせください。

【坂本副部長】

これまで基幹業務ではなかった領域までも、お客様から周辺ソリューションの提案を求められてきています。そういった部分も含めて整理して、5年、10年と長く使っていただけるような拡張性のある基幹システムをご提案していくことを考えると、やはり上流工程の重要性がこれまで以上に高まっているのではないかと感じています。弊社としましても、今後はそこに力を入れ、これまで基幹と物流に分かれていた部門を統合し、新たに私も所属するコンサルティング部門を新設することで、基幹の分野であっても物流の分野であっても、上流から下流までの最適なソリューションをお客様へご提案できるように進めていきたいと思っています。

坂本副部長インタビュー

御社は、プロジェクト全体を最初から最後まできちっとやりきる形で、このGRANDITビジネスに取り組んでいただいています。こういったビジネスパートナーの数が一社でも増えていっていただくことが、「GRANDIT」のプレゼンスをどんどん高めることにもなりますし、お客様にきちっとものをお届けするという意味でも、ここが一番鍵になるところだと考えています。

本日お話を伺って、すごく勇気づけられました。今後ますます頑張っていただきたいと思います。また、この御社の取り組みは、GRANDITコンソーシアムの中で参考になるところがたくさんありました。今後の「GRANDIT」の更なる進化に向けて活かしていきたいと思います。
有難うございました。

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株式会社インフォセンスについて

株式会社インフォセンスは、「基幹」「ロジスティクス」「インフラ」のトリプルフォーカスから生まれるITソリューションによって、お客様の企業価値を高めるITソリューション企業です。これまで培ったGRANDIT導入経験とノウハウをもとに、短納期で高品質なシステム導入を御支援致します。

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