GRANDIT AWARD 2023
Prime Partner of the Year 受賞インタビュー
GRANDIT事業での販売実績、お客様への高い提案力が評価され、
2年連続8回目の 「Prime Partner of the Year」を受賞
引屋敷 智 氏
2023年度の Prime Partner of the Yearは、株式会社システムインテグレータが受賞しました。昨年に引き続き、2年連続8回目の受賞となります。同社の代表取締役社長 引屋敷 智氏に、事業の特徴やGRANDIT事業の実績、今後の展望についてお話を伺いました。
インタビュアー:GRANDIT株式会社 代表取締役社長 石倉 努
Prime Partner of the Yearの受賞、おめでとうございます。まずは、率直な感想をお聞かせください。
この度は表彰いただき、ありがとうございます。弊社としてはもっと高い数字を目標としていましたが、このような賞を頂けて大変ありがたいと思っています。
賞を頂けることで社員のモチベーションにもつながり、とても励みになっています。
来年も受賞できるよう努力したいと思います。
システムインテグレータ様の事業の特徴やGRANDIT事業の実績などについてお聞かせください。
弊社は専門性を活かしたいと考えており、GRANDITについては主に製造業向けに事業を展開しています。製造から販売、設置、アフターサービスまで製造業のお客さまが行う一連の業務を弊社のターゲット領域としています。
累積導入社数は200社を超えており、GRANDIT事業の売上の約20%は既存顧客からのご発注となっています。年商100億〜600億円規模のお客様を中心に、幅広く導入いただいています。
「Prime Partner of the Year」は、GRANDITコンソーシアムで最も貢献して頂いたパートナーを表彰させて頂いています。なぜ御社が多くのお客様に選ばれ、高くご評価頂いているのかについてお聞きしたいと思います。
お客様に対して深い提案ができるようになったことが、評価して頂けた理由だと思います。ターゲットを製造業に絞ったことによって、製造業のノウハウが蓄積されていき、提案の引き出しが増えました。その結果、お客様からRFP(提案依頼書)を頂いた際に潜在的なニーズを汲み取ったさまざまな提案ができるようになっています。
また弊社では、コラムやメルマガなどを通じてお客様に役立つ情報を発信しています。今後もお役立ち記事などのコンテンツをたくさん提供していきたいと考えています。事業を伸ばすために、営業やマーケティングなどの業務もしっかりと行っています。
お客様にGRANDITを提案する際、またシステムの導入時などで特に心がけている点はありますか?
GRANDITを提案するときは、まずお客様のことを深く知ることが大切だと考えています。なんとなく提案書を作るのではなくて、客観的にお客様のことを考えてゼロベースで提案する必要があります。お客さまにとっての成功と求めていることの本質を洞察し、GRANDITありきではない提案をするよう心がけています。
貴社が提案力や開発力を高めるために工夫されていることや、社内での取り組みなどがありましたら是非ご紹介ください。
弊社は、現場が主体的に業務の勉強会やGRANDITの機能や構造、営業のロールプレイングを実施するなど、各現場の社員が自発的に学習する企業文化があります。これらの動画を撮っておき、後からいつでも復習できる仕組みを作っています。若いメンバーが中心となってこのような取り組みを行っています。
2024年5月に福岡支社を移転・増床されたとお聞きしています。九州地区でのビジネス状況なども含めた、今後のGRANDIT事業の方向性や取り組みなどについてお聞かせください。
九州や西日本などの地域では、GRANDITがマッチする企業規模の会社は限られてきます。そのため、各企業様とより深い関係を築いていかなければなりません。パートナー企業様と協力しながら新規顧客の開拓も進めていけたらと考えています。
九州エリアに関してはフルリモート勤務も可能となっていますが、地域の特性もあるのか出社してワイワイ楽しく仕事をしてくれています。今後も九州エリアで優秀なエンジニアの方々を積極的に採用していきます。
弊社に入社される多くの方は、特にプライム案件として開発に取り組めることを期待して入社されています。九州でPMやPLができるのではないか、キャリアアップにつながるのではないかと、チャンスを求めてくる人が多い印象です。
今後のGRANDIT事業についてですが、GRANDITを導入して終わりという形ではなく、お客様の成長や進化が弊社による支援やGRANDITで実現できたと実感できるようになればいいと考えています。特に製造業のお客様をご支援して日本の製造業を世界でもっともっと強くしていきたいと考えています。
GRANDITありきではなく、周辺商品やソリューションなどのサポートも積極的に行いたいですね。
御社はGRANDIT miraimil販売パートナーとして中小企業向けにクラウドERPの販売を開始されています。GRANDIT miraimil事業の方向性や取り組みについてもお聞かせください。
GRANDITは大規模開発になるので、1年半から2年程度の期間で開発を進めていくことになります。
一方GRANDIT miraimilは比較的小規模な案件で場数や経験を重ねることでエンジニアが早く成長できることが特徴です。そのため、GRANDIT miraimil事業を拡大して、エンジニアが早く成長する環境を作っていきたいです。
最後になりますが多くのコンソーシアム企業の中で、御社が特に「お客様にアピールしたい点」をお聞かせ下さい。
これまでGRANDITの導入を通じてお客様から多くのことを学ばせてもらいました。学んだことに新しいアイデアを加えて別のお客様に提案するなどして、お客様に展開・還元していけたらと考えています。
※記載されている会社名・製品名・ロゴ等は、各社の登録商標または商標です。
※本記載の情報は取材時(2023年5月現在)のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
企業プロフィール紹介
2002年から進化系ERP「GRANDIT」の企画・開発に携わる。そのほかに、自社製品として日本初のECパッケージ「SI Web Shopping」、開発支援ツール「SI Object Browser」、統合型プロジェクト管理システム「SI Object Browser PM」を次々リリース。
2006年8月にメイド・イン・ジャパン・ソフトウェアコンソーシアム(MIJS)を設立し、同年12月に東証マザーズ上場。2014年1月に東京証券取引所第一部上場。