導入事例
システム開発

情報サービス業C社様

ノンカスタマイズによる
会計領域の統合化事例。
業務における精度と
決算期処理効率の向上を実現

企業情報

事業内容 情報サービス・ITソリューション事業
資本金 3億5000万
従業員数 約200名

GRANDIT導入の背景

― GRANDIT導入の背景

C社は、情報サービス・ITソリューション専門企業として、お客様企業の経営戦略やビジネスモデルの構築に積極的に関わり、プランニング・要件定義、そしてシステム開発・システム運用までを担い、ITをテコにした企業価値の拡大に寄与してきました。

― C社が抱えていた課題は以下の通りです。

  1. C社では複数の会計基幹システムを別々に用いていました。
  2. 複数のシステムを用いていることから、各システム特有の運用を行わなければならず操作が複雑化してしまい、年月と共に属人的なシステムとなってしまいました。
  3. 各会計システム間はCSVデータでのやり取りもしくは手入力での登録で管理を行っていました。CSVデータの確認、手入力の登録内容の確認という二重チェックを、システム間のやり取りが行われる度に実施しなければならず、工数がかかっていました。
  4. 手入力を行っていたため、誤入力データが発生してしまい、発生していたことが判明する度にデータの特定、修正を行う必要がありました。

これらの問題に対し、C社から複数の会計システムの作業を1本のパッケージに合わせ簡潔化することで、非属人化を実現させ、正確性と効率性を向上したいとの要望が発生していました。

このことから、標準機能の業務適合度の高さ、操作性の良さ、自動で全仕訳が作成されるといった点が評価され、ノンカスタマイズを前提とするGRANDIT導入プロジェクトがスタートしました。

解決された内容

仕訳の手入力を自動化し、ミスをなくしたい

従前:会計系システムがバラバラに存在していたために、システム間のデータのやり取りはCSVデータ及び、手入力で行っておりました。経理においても同じで仕訳データはCSVデータ取込、手入力での登録を行っておりました。手入力があるため誤入力してしまう場合があり、決算期において金額に不一致が発生する度に誤った仕訳データの特定及び修正に工数が掛かってしまっておりました。そのため、仕訳データを正確に作成したいという要望がありました。

GRANDIT適用後:パッケージをGRANDIT1本に統合した事により、システム間のデータのやり取りがすべてなくなりました。仕訳データも債務、債権からのデータが自動で仕訳として経理に反映されるようになったため、正確かつ迅速な仕訳が作成されるようになりました。これにより、貸借対照表、損益計算書の作成もスムーズになり、決算期処理に要する工数も削減することもできました。

回収期限が過ぎても未回収となっている請求書を早期発見したい

従前:債権システムで持っている請求データをCSVデータとして出力してからACCESS上で入金、回収管理を行っておりました。回収期限が過ぎても未回収となっている請求書を判別するためには、債権システムとACCESSとで1つ1つのデータを照合する必要がありました。

GRANDIT適用後:回収期限が過ぎた未回収データを判別し、担当者に自動通知される機能がGRANDIT標準に実装されており、この機能を利用することで未回収データの照合及び担当者への連絡を行う必要がなくなりました。その結果、工数の削減、キャッシュフローの改善につながりました。

承認の電子化によりペーパーレスを実現したい

従前:伝票入力を行う毎に紙で印刷後、上長による二重チェックを経て決裁するという業務フローとなっておりました。全伝票分の印刷を行っていたために印刷費用がかかり、また、印刷物の保管場所の確保という問題が発生していました。

GRANDIT適用後:GRANDIT標準に実装されているワークフロー機能により、紙で印刷する必要がなくなりました。また、承認が必要な伝票をすぐに判別できるようになっており、さらに上長から見ても、いつ、どの伝票を承認したのかが確認できるようになりました。その結果、紙で印刷時に発生していた問題は解消されました。

属人的になってしまっている作業を標準化したい

従前:複数の会計システムを導入しているため、各システム毎に独特な運用が必要でした。このため、各システム毎の担当者が決まってしまっており、属人的なシステムとなっていました。そのため、担当者が休みになると運用が回らないケースが発生していました。

GRANDIT適用後:GRANDITの会計系スイート(債権、債務、経理モジュール)でパッケージを適用し、運用方法を統一しました。その結果、属人性からの脱却が成功し、担当者に依らないシステムの構築に成功しました。

ソリューションのイメージ図

ソリューションのイメージ図

導入期間

導入開始より6ヶ月で導入を行いました。

適用したGRANDITモジュール及び連携ソリューション

会計スイート(債権、債務、経理モジュ-ル)

パートナーが語る、導入時の工夫

ノンカスタマイズでの導入を実現した案件となります。
パッケージとしてのGRANDITの完成度を最大限に活かした提案と、お客様の業務改革を短期で実現したいというニーズが合致したため、以下のような方法を取ることとなりました。

  1. フィールドカウンセリング(目指す姿と現実のギャップを明らかにし、業務改革の課題・目標をお客様とともに検討設定する)を通じ、現状と業務目標の設定を行います
  2. 業務目標のためにGRANDITのマスタ登録方法、運用シナリオを数パターン作成します(運用フローのプロトタイピング)
  3. エンドユーザーに対し説明を行い、操作を行って頂きます
  4. 業務目標に足りない点、追加したい点をエンドユーザーと一緒に検討します
  5. 業務目標に到達するまで②~④を繰り返します(運用フローのスパイラルモデル)
  6. 業務目標に到達したマスタ登録方法、運用シナリオを本番環境として実装します

このフィールドカウンセリングに基づく「運用フローのプロトタイピング」、「運用フローのスパイラルモデル」を実施することで短期で且つ業務目標を満たしたGRANDITとなりました。

短期導入方法・テンプレート等に関する同業他社様への適用

ERPパッケージの良さを活かした業務改善を行いたい会社様向けのため、業種業態に関係なく適用可能です。

導入費用の目安

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