阪本薬品工業株式会社様
パッケージに合わせることを基本方針としたことが、成功につながった
阪本薬品工業株式会社は、グリセリンの生産をコアビジネスとし、食品材料、化粧品材料、エポキシ系樹脂改質剤、難燃剤などを生産販売している会社です。「V字専業特化」を合言葉に、お客様のご要望に応えられる「商品開発」と「販売」「生産」に注力しています。
企業情報
企業名 | 阪本薬品工業株式会社様 SAKAMOTO YAKUHIN KOGYO CO., LTD |
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事業内容 |
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資本金 | 9億2,060万円 |
ERP導入に際して業務整理を行ったことが最適なベンダ選定につながった
― 最初にリプレースの経緯をお聞かせください。
以前の販売・財経システムはオフコンでした。長年使っていたのですが、オフコンの保守が切れてしまうという問題が発生しました。また、工場はAccess・Excelなどで管理しており、管理が特定の人物に依存しており、その人がいないとメンテナンスできないという属人的な状況が課題でした。またこれをシステム化して合理化したいという要求もありました。これらが、システムを切り替えるきっかけとなっています。
― そこでERPの導入を決断したのですね。
すぐにERP導入したわけではありません。当社の業務は取引形態が特殊な面があり、部署ごとにやり方が違っていました。そこで監査法人トーマツにコンサルを依頼して現状の業務の整理を行い、その上でERP選定を行ったのです。当社はERPというものがどのようなものかよく分かっていなかったので、この業務整理を行わなければ、きちんとした絵が描けなかったと思います。
― 整理が終わってからベンダ選定に入ったわけですね。
はい。トーマツさんの協力によりきちんとしたRFPを作成することができました。4社に提案を依頼して、みんなでプレゼンの点数付けを行いましたが、RFPがきちんとしていた分、良い提案をいただけたと思います。プレゼンの結果は、販売管理はGRANDIT、生産管理はAMMICという組み合わせでご提案いただいたSI社の評価が一番高く、お願いすることになりました。
― ありがとうございます。
パッケージに合わせることを基本方針とした
― 最初から最後まで、できるだけカスタマイズしないという方針は変えませんでしたね。
手作りのオフコンからERPに切り替えるわけなので、できるだけカスタマイズせずにERPに合わせようという方針を打ち出しました。化学品業界の独特の取引ルールなどもあって、結果としてカスタマイズも増えましたが、この方針を言い続けたことにより“メリハリのある”カスタマイズに抑えることができたと思います。
― 工場はそれまでシステム化されてなかったので大変だったと思いますが反応はどうでしたか。
そうですね。やっぱり当初は拒否反応というか厳しいものがありました。ただ、打ち合わせを進めるに連れてだんだんと理解が深まっていき、最終的には多大な協力をしてもらえました。最近は運用にも慣れてきて、もっと知りたい、もっと活用したいという声が上がってきています。
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