GRANDITご導入について|現行システム再構築の流れを解説
本稿の概要
- 現行システムの再構築を検討すべきタイミング
- 現行システムの再構築にGRANDITが選ばれる理由
- 現行システムをGRANDITで再構築する流れ
- 現行システム再構築のGRANDITのサポート事例
GRANDITでERPを再構築するメリットや流れに関して、具体的な導入事例を基にご紹介していきます。また、実際にGRANDITでERPを再構築し、どのように業務体制が好転したかも見ていきます。
現状のERPシステムで困っている点や不満点がある企業担当者様は、本稿をぜひご参考ください。
現行システムの再構築を検討すべきタイミング
まず前提として、ERPの現行システムを再構築するタイミングは、社内のERPの利用目的や利用状況によって異なります。
ここでは、すでにERPを導入済みの場合を例として、ERPを再構築するのに適したタイミングを紹介していきます。
事例 | タイミング | 再構築が適している理由 |
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事例1 | 現在利用中のシステムの保守契約やサポートの終了が近い |
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事例2 | 独自開発で構築した現行システムの拡張性に限界を感じている |
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事例3 | システムの追加を多岐にわたり行ったことで複雑化し、管理が追いつかなくなっている |
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上記はあくまで一例で、適したタイミングは社内状況によって千差万別です。
現状のシステムに不満や利用しにくい点がある場合や再構築のタイミングに悩んでいる場合は、ご相談ください。
現行システムの再構築にGRANDITが選ばれる理由
現行のERPシステムの再構築に「GRANDIT」が選ばれる機能的な面として、以下5つがあります。
1.システム操作性を完全WEBで統一したERPソリューションであること
2.ビジネスインテリジェンスが標準で用意されていること
3.基幹システムと同一設計にて統合されているワークフローを保持していること
4.GRANDITによる、自動お知らせ機能が準備されていること
5.日本の業種別商習慣を知り尽くしたコンソーシアム方式であること
以下では、上記の特徴を踏まえて実際のお客様の問題点を改善した事例を紹介していきます。
事例1.現場入力のデータがリアルタイムに反映
1.現行システムの不満、問題点
- リアルタイムの情報が確認できない(部門ごとの各情報が一致しない)
- 仕様がブラックボックス化されており、変更できない
- システムも複雑になり、属人化してしまっている
2.GRANDITへの移行を決めた理由
- 各情報が総合システムで一元管理されており、データのリアルタイムの反映が可能
- 多くのシステムのテンプレートが用意されており、属人性を排除できる
- テンプレートが多いことで、さまざまな業務へのFit率が高い
3.現行システムからGRANDITへ移行して良くなった点
- データを総合システムで管理できることによって、決算の早期化を実現
- データ入力の重複がなくなり、現場の業務の効率化につながった
- データ連携や自動集計によって、手作業で行っていた作業を削減できた
事例2.日本の商習慣にあったシステムを構築
1.現行システムの不満、問題点
- 外資系のERPを導入しており、カスタマイズに高額の費用がかかる
- 日本の商習慣に合わず、利用しにくい状況
2.GRANDITへの移行を決めた理由
- 日本企業の商習慣にマッチした、純国産WEBベースの統合型ERP製品である
- 基幹業務を網羅したモジュールが構成されている
3.現行システムからGRANDITへ移行して良くなった点
- システムのマッチ度が上がることで運用コストの削減を実現
- 法令対応に関する迅速な対応、DXの促進につながった
- システム統合により内部統制の強化や業務改善を見直すいい機会になった
事例3.テレワークや書類のペーパーレス化を実現
1.現行システムの不満、問題点
- テレワークを推進したいが、現行システムでは出社が必要
- システムをPCソフトにインストールしたり、メンテナンスする負荷が大きい
2.GRANDITへの移行を決めた理由
- 設計段階から、ブラウザ利用を前提にした完全WEB型ERPである
- システムの更新に関して、各PCの個別の設定は不要
3.現行システムからGRANDITへ移行して良くなった点
- WEBで構成されるERPであるため、外出先や在宅勤務中のPCから業務ができる
- 電子帳票を活用したペーパーレス化を実現
- 請求書送付の自動化により、紙媒体でのやり取りのために発生する出社を減らせた
現行システムをGRANDITで再構築する流れ
現行システムから「GRANDIT」でシステムを再構築する流れは、以下の通りです。
- 企画
- 要件定義
- 実装
- 運用
以下でそれぞれの工程の概要をご紹介します。
1.企画
はじめに、ERP構築の「企画」と呼ばれるプロセスを踏みます。
企画プロセスとは、現状のシステムの課題を解決するための、システム再構築の方向性の決定を行うことです。導入し再構築を行う計画を決定し、企業担当者様とベンダーの双方が同意の上で契約を行います。
導入の根本的な目的を決めるフェーズであり、方向性を決定する根幹となる重要な工程です。
企画プロセスの具体的な工程の例として、以下のようなものがあります。
- 導入目的とシステム課題の整理
- パートナー事業者の選定
- システム導入計画の作成
- ワーキンググループの立ち上げ
ERP導入の企画プロセスに関して詳しく知りたい方は「ERPの導入手順|企画プロセスの進め方や導入スケジュールを解説」も参考にしてください。
2.要件定義
企画が固まった段階で、ERP構築の「要件定義」を行います。
要件定義プロセスとは、現状システムで不備がある箇所を確認し、変更が必要なシステムを洗い出す工程です。変更箇所に必要なデータ量や機能要件をまとめて、運用設計を作成していきます。
その上で、設計したシステムを利用する現場と連携し、目標とした数値が達成できそうか確認していきます。
要件定義プロセスの具体的な工程の例として、以下のようなものがあります。
- Fit&Gap分析
- 新しい業務プロセスの構築
- ソフトウェア・ハードウェアの準備
- 数値目標を明確に設定する
ERP導入の要件定義プロセスに関して詳しく知りたい方は「ERPの要件定義|進め方と注意点」も参考にしてください。
3.実装
要件定義の決定後は、ERP構築の「実装」プロセスに移ります。
実装プロセスでは、要件定義で決定した基準を満たすシステムを実際に導入する段階です。
まずは、システムの基礎となるデータベースの作成を行い、既存システムからデータ移行を行います。そして、移行し終わったシステムが正常に作動するかテストします。
実装プロセスの具体的な工程の例は、以下の通りです。
- 基本システムの実装
- ERPパラメーターの設定
- インターフェースの開発
- 既存データの移行
- 実装テスト
ERP導入の実装プロセスに関して詳しく知りたい方は「ERPの実装|進め方と注意点」も参考にしてください。
4.運用
実装まで行った段階で、ERP構築の「運用」プロセスを行っていきます。
運用プロセスでは、実装プロセスのテスト確認でOKだった内容を現場ベースに落とし込みます。
具体的には、実際にユーザーにサービスの提供を行い、導入後の動作を確認します。細かい数値や運用状況を確認し、目標数値を達成できたか判定する工程です。
運用プロセスの具体的な工程の例として、以下があります。
- リリースの準備(判定)
- サービスの提供・システム運用
- 保守管理
- 結果の判定を行う
ERP導入の運用プロセスに関して詳しく知りたい方は「ERPの運用|進め方と注意点」も参考にしてください。
現行システム再構築のサポート事例
ここからは、GRANDITで実際に行った、現行システムの再構築のサポート事例をご紹介していきます。
実際に導入を決めた段階での、企業担当者様の悩みや課題のサポートを中心にまとめました。
GRANDITにご相談頂くことで、具体的にどのように再構築を進められるかイメージする際の参考にしてください。
決められた予算・期間内にERPの再構築と導入ができた
現行システムの再構築を検討している企業担当者様の悩みとして、以下のようなものがありました。
- 基幹システムの再構築が未経験で、どのように再構築を進めて行けばいいかわからない
- 決められた予算と期間があり、導入、再構築に関して不安がある
そこでGRANDITでは、各業界の知見が深いパートナー企業のPMが、導入に適した手法で支援を行うことで企業担当者様をサポートしました。専門家が支援を行うことで、企業様のERP再構築に適した方法で効率良く導入が進むようになりました。
その結果、企業担当者様は以下のように再構築を進められました。
- 不明点を担当のPMに任せられることで決められた期日、予算内で効果的なERPの導入が実現できた
- 未経験で未知の状況でも問題なくERPの再構築ができた
ERP再構築の予算や期日に不安がある担当者様は、ぜひご相談ください。
業務の効率化を実現できた
現行システムの再構築を検討している企業担当者様の悩みとして、以下のようなものもありました。
- 既存のシステムがバラバラで、どのように再構築していいかわからない
- システムが複雑化してしまい、整理がつかない状況で困っている
このような場合、GRANDITでは「既存の業務の棚卸し」や「既存業務の問題点の把握、分析のサポート」などを行い、現状の整理から併走可能です。
上記を行うことで、企業担当者様は課題の明確化ができ、改善方法を理解できるようになりました。その結果、以下のような課題解決につながりました。
- ERP管理の属人化の解消
- 商品マスタなどの管理・整備の手間や業務の削減
現状のERPシステムの業務の効率化に課題を感じられている企業担当者様は、ご相談ください。
下記に該当する場合、ご相談ください
上記の例以外にも、以下に該当する企業担当者様はぜひ「GRANDIT」の導入の検討や、相談をご検討ください。
- ERPパッケージに関する知見が少ない担当者様
- 外資系のERPパッケージからのリプレイスを検討している担当者様
なお、電話や直接のやり取りに抵抗がある担当者様には、無料の資料請求の提供も行っております。必要情報の入力は5分程度で完了するため、気になる場合はぜひご活用ください。
ERPパッケージに関する知見が少ない担当者様
以下のようなことでお困りの企業担当者様は、ぜひご相談ください。
- ERPに関する知見がなく、パッケージの選定から悩んでいる担当者様
- 既存の基幹システムを再構築することに対して、不安がある担当者様
GRANDITにお問い合わせ頂くことで、パッケージのご提案や不安点の解消を行っております。また、自社で検討頂きたい箇所に関しても、アドバイスを提供しています。
例えば機能要件に関するものとして、費用の設定やERPの再構築に必要な期間のご提案などがあります。
社内で担当を任されたが、知見がなく困っている企業担当者様はご相談ください。
外資系のERPパッケージからのリプレイスを検討している担当者様
以下のようなことで困っており、再構築を検討している企業担当者様もぜひご相談ください。
- 外資系ERPを利用していて、使い勝手に不満がある担当者様
- ERPの再構築や導入の予算が上がりにくい、国内の中堅以上の企業の担当者様
- 既存のERPパッケージの保守期限の終了が近付いている担当者様
GRANDITでは、純国産のパッケージを提供できるため、既存の業務にFitしやすいERPの導入を検討しやすいです。パッケージ時点でFitしている場合は、外資系ERPパッケージでかかりやすい「カスタマイズ費用」を抑えられます。
せっかく再構築を行うのであれば純国産の利用しやすいERPを利用したい、という企業担当者様はご相談ください。
FAQ
導入サポートの費用は?
導入サポート費用は業界や事業規模、システム化の範囲などによって異なります。そのため、一概に費用をご提示できない状況です。
なお導入サポート費用として、主にライセンス費用と導入開発費用、保守費用などがかかります。
金額感の詳細に関して詳しく知りたい企業担当者様は、一度ご相談をください。
お問い合わせ後の流れは?
問い合わせ頂きました後の大まかな流れは、以下のようになります。
- 状況のヒアリング
- 検討内容の明確化
- 支援内容の確認
- 製品に関する説明
また、上記以外にも有償で以下の対応も可能です。
- 簡易Fit&Gap分析
- RFI、RFPによる提案
- コンソーシアムによる業務分析
基本的には「現行システムをGRANDITで再構築する流れ」で紹介した流れで再構築が進みます。
同業他社の利用事例を説明してくれる?
企業担当者様の要望があれば、共有することも可能になります。
しかし、具体的な社名や詳細情報までは公開できない点はご了承ください。
企業担当者様もぜひご相談ください。