株式会社尾関様
販売と会計の一元化はもちろん、
テレワーク推進や組織の活性化にも有効でした
株式会社尾関は、1903年創業という歴史を誇る化学品と電子部品の専門商社です。
旧システムで課題となっていた販売と会計の一元化、予測実績管理の実現を達成するため、新システムとしてGRANDITを採用されました。
GRANDIT導入の経緯や選定理由、導入後の効果などについて、システム導入プロジェクトを牽引されていた同社機能統括部の方々に話を伺いました。
企業情報
企業名 | 株式会社 尾関様 |
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事業内容 |
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資本金 | 8,800万円 |
正確な会計数値が得られず、業務の標準化もできていない状況に危機感
― 最初に会社のご紹介をお願いします。
当社は1903年、現在の台東区駒形で染料和漢薬問屋を開業して以来、約120年にわたって事業を継続して、化成品と電子部品の専門商社へと発展しました。
現在は、化成品部門と電子部品部門を軸として、事業を展開しています。化成品部門では、無機顔料・有機顔料・染料・加工顔料などの着色剤をはじめとした各種色材および紫外線吸収剤・酸化防止剤・各種添加剤などの高機能材の他、住宅基礎保護材や制震ダンパーなどの住宅資材も取り扱っています。一方、電子部品部門では、各種トランス・インダクタ用鉄心(コア)の加工および完成品としてのOEM供給、電流センサなどの各種電子部品や自社設計製品のほか、金属切削加工部品を取り扱っています。
一緒に仕事をしていくビジネスパートナーとしてSI社を選定
― プロジェクトのスケジュールとベンダー選定方法について教えてください。
GRANDITを導入して本稼働したのが、2019年の12月。プロジェクトのスタートが2019年の2月、なので約10ヵ月間です。ベンダーの選定にあたっては、7社に提案依頼書を提示して、5社から提案を受けました。そこから一次選定で3社に絞り、さらにその3社からプレゼンテーションを受けて、二次の評価選定を行い、最終的にGRANDITの採用を決定しました。
課題であった販売と会計の一元化を達成、コロナ禍でテレワーク推進の基盤にもなった
― GRANDITが稼働してからほぼ2年経ちましたが、以前と比較してどのような点にメリットや効果を感じていますか?
まず最大の課題だった販売と会計のデータが一元化されて、正確な数値が得られるようになった点に効果を感じています。債権債務のデータもきちんと管理できるようになりました。
分断されていた工程を一元化するにあたって、組織もシステムに合わせて改変しました。以前は販売系を担当するメンバーと会計を担当するメンバーが別の組織に属していたので、コミュニケーションがスムーズではなかったのですが、それを同じグループにまとめることで、組織的にも連続性を持たせることができました。
また、GRANDITの導入によって、システムのクラウド化が実現しました。それに合わせてほかのアプリケーションもクラウド化を進めていたところ、直後にコロナ禍になったので、テレワークへの移行がスムーズに行えました。結果論ですが、これは大きな効果と言えるのではないでしょうか。もし以前のシステムを利用していたら、現在のようなテレワークは実現できていなかったと思います。
新システムの導入をきっかけにして、勤怠管理や名刺管理、FAXのペーパーレス化が実現するなどの波及効果もありました。
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